ぼかすエフェクトについて、今回はXDOF(そぼろ様)とikBokeh(ikeno様)を比較してみます。
まず、以下の記事にある基本エフェクトを入れたファイルを元として使います。
今回は静画なので、モーションブラーはなくてもいいですね…。
一番下のaskyY~は追加で入れたスカイドームです。
ぼかすエフェクトを入れる前の状態です。画面に奥行きがなくのっぺりしています。
【お借りしたもの】
Model sam式鶴丸国永
シェーダー PowerShader3.2(角砂糖様)
ポーズ じぶん様
Stage NOB様
Skydome めめ様
ここにXDOFを入れてみます。
ピントはモデルの両目に合わせました。Siは2.0にします。
設定したら必ず右下の「登録」ボタンを押してください。
ピントを決めた部分の後ろのほうが強くボケます。
ダンス動画などで、「モデルが複数いるから個別にピントを合わせるの面倒だよー!」という場合、デフォルトの「地面」の設定でXDOFを入れる(Siは2~3にする)だけでもそこそこいけます。
次に、ikBokehを入れてみた場合です。
こちらは、アクセサリ操作画面でピントをモデルの両目に合わせただけです。数値はいじっていません。
DOF系のエフェクトは「センター」を指定するという説明をよく見ますが、ikBokehはデフォルトだとピントの範囲が狭いため、センター指定だと顔がボケます。
「両目」指定のほうがオススメです。
こちらも設定したら右下の「登録」ボタンを押しましょう。
ikBokehは、ピントを決めた部分の周囲にボケが入ります。そのため、後ろだけでなく手前にある手もボケています。
後ろのボケ加減も自然でいい感じになります。
手のほうをくっきり強調したければ、アクセサリ操作画面でピントを「左手首」など手のほうに合わせてください。
※ikBokehは別途コントローラーのファイルもあるので、そちらを読み込むと色々細かい設定もできます。
このように、「どの部分をぼかしたいか」という用途で使い分けをしてください。
<注意点>
ぼかすエフェクトは、どれを使ってもPCに負担がかかります。メモリ8GBだと使うのはかなり難しいと思ってください。
(以前はメモリ8GBのPCで動画を作っていましたが、動作が重いときは真っ先にぼかすエフェクトを削っていました)