(2021/6/20更新:qaacのダウンロードサイト変更)
■この記事の概要■
「Win10にAviutlを入れてqaacでエンコードしたら音の出ない動画ができちゃった!助けて!」という時の対応方法です。
必要なのはiTunesとqaac64.exeです。
※コメントに他のやり方もご教示いただいてるので、この記事だけでうまくいかなかった場合は参考にされると良いと思います。
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Windows10にAviUtlを入れ、「拡張 x264 出力(GUI) Ex」プラグインから音声エンコーダ「qaac」でmp4を出力しようとしたところ、
「CoreAudioToolbox.dll: 指定されたモジュールが見つかりません。」
というエラーメッセージが出てきて出力に失敗してしまいました。
(音の出ない動画になる)
なのでエンコーダを「AAC(ffmpeg)」に変えて出力してみたら大丈夫でした。
…ここで終わってしまいますが、以下はqaacが良い方向けの手順です。
「CoreAudioToolbox.dll」を入手する手段として、以前はQuickTimeかiTunesのどちらかをインストールすれば良かったのですが、QuickTime for Windowsはアップル社でのサポートが終了してしまったので2020年4月現在はインストールできません。
よってiTunes一択になります。
手順は下記の通りです。
(exeからdllを抽出、といった高度なやり方はできなかったので普通にやりました)
1)Microsoft StoreからiTunesをインストールします。
2)C:\Program Files\WindowsAppsを開きます。
※隠しフォルダになっているので、エクスプローラで「隠しファイル」にチェックを入れて表示させてから管理者権限をつけると中身が見られます。
開き方の詳細な手順は、以下のサイトを参照してください。
3)WindowsAppsの中にある、Appleinc.iTtunes~のフォルダから下記のdllを全てコピーし、AviUtlのフォルダ内にある「exe_files」フォルダに入れます。(qaacもそこに入っているはず)
ASL.dll
CoreAudioToolbox.dll
CoreFoundation.dll
icudtXX.dll ←バージョンにより数字が異なります
libdispatch.dll
libicuin.dll
libicuuc.dll
objc.dll
4)64bitのOSだと普通の「qaac.exe」ではダメなようなので、下記サイトから「qaac64.exe」をダウンロードして、3)と同様にAviUtlのフォルダ内にある「exe_files」フォルダに入れます。
※2021/6/20リンク先変更
※「qaac_~.zip」(最新バージョンをDLしてください)を展開すると、「x64」フォルダ内に「qaac64.exe」があります。
5)拡張 x264 出力(GUI) Exプラグインの出力設定画面で、「qaac64.exe」を指定し直します。
以上です。(さらっと書いてますが、実際は調べまくって2時間くらい頑張りました)